トルコリラは円よりもスイスフランの方がスワップポイントが稼げる!

トルコリラは円よりもスイスフランの方がスワップポイントが稼げる!

トルコリラはクロス円と組み合わせるよりも、スイスフランと組み合わせた方が高額のスワップポイントが貰えます。そこで今回は、CHF/TRY(スイスフラン/トルコリラ) で1日に貰えるスワップポイントや、ポジションを保有した場合の注意点などを紹介していきたいと思います。

高金利通貨と言えばトルコリラですね、他にはメキシコペソや南アフリカランドなどがありますが、トルコリラは頭一つ抜け出ている感じがします。

下記は高金利通貨を1万通貨保有した場合の1日のスワップポイントです。(2019年8月05日時点)

1日のスワップポイント現在の為替レート
トルコリラ/円89円19.030
メキシコペソ/円16円5.444
南アフリカランド/円15円7.126

参考:ヒロセ通商

やはりトルコリラがダントツですね!

上記の例では、全てクロス円の場合のスワップポイントです。

クロス円とは?
FX(外国為替証拠金取引)における通貨ペアの内、米ドル/円以外の外国通貨と円の取引の事。

我々は日本人なので、日本円と外国の通貨を取引しますが、日本円を含まない外国通貨同士の取引でも、高額のスワップポイントが貰えます、代表的な通貨ではCHF/TRY(スイスフラン/トルコリラ)です。

CHF/TRY(スイスフラン/トルコリラ)とは?

我々が普段取引しているのは○○/JPYです、代表的なものではUSD/JPYがあります。この場合、アメリカの通貨(USD)を日本の通貨(JPG)で買う事になります。これにより2国間の金利の差額がスワップポイントとして付与されます。

トルコリラは円よりもスイスフランの方がスワップポイントが稼げる!

USDの為替レートが今現在105.964円(2019年8月現在)なので、1万通貨を購入すると、105万9,640円になります。これに2国間の金利差を掛けてやれば、1年間に付与されるおおよそのスワップポイントになります。

USD/JPYの1日のスワップポイントは70円前後ですね。

それでは、CHF/TRY(スイスフラン/トルコリラ)ではどうなるのでしょうか?

トルコリラは円よりもスイスフランの方がスワップポイントが稼げる!

スイスの政策金利はマイナス1.25%に対して、トルコの政策金利は19.75%です。

追記 2019年9月に19.75%⇒16.50%になりました。

ちょっと待ってください! 先ほどのUSD/JPYの理屈でいうと、CHF(スイスフラン)をTRY(トルコリラ)で買うのだから、マイナス1.25%の金利から19.75%の金利を引くと、21%の金利を支払わなければなりませんよ!

低金利通貨を高金利通貨で買うのだから、当然、差額の金利差を支払う必要があります。

大損しまっせ(笑)。

CHF/TRYの取引では、CHF(スイスフラン)をTRY(トルコリラ)で買うのではなく、売るのです。

FXにおける空売り(売りから入る)とは?

一般的には、外国の通貨を日本円で買い、円安になったところで売却するのがFXの取引スタイルです。例えば、1ドル110円の時に1万通貨を購入すれば、総保有ポジションは110円×1万通貨=110万円になります。しばらくして円安が進み、1ドル120円になった場合に売却すると、120円×1万通貨=120万円になり、10万円の為替差益がでます。

トルコリラは円よりもスイスフランの方がスワップポイントが稼げる!

売りから入る場合は、実際には保有していない通貨を売り、円高になったところで買い戻します。

トルコリラは円よりもスイスフランの方がスワップポイントが稼げる!

そもそも持ってもないドルをどうやって売るのですか?

ドルをFX会社から借りて売り、後で買い戻してから返すというイメージが近いと思います。

う~む、イマイチよく分からんが、FXでは空売りは取引の内のひとつなのね。

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CHF/TRY(スイスフラン/トルコリラ)は売りから入る

先ほどのCHF/TRY(スイスフラン/トルコリラ)に話を戻しますが、スイスとトルコでは当然トルコの方が政策金利が高いので、CHF/TRYを買う場合、スワップポイントを支払う必要がありますが、CHF/TRYを売りから入る場合は、反対にスワップポイントを貰えることになります。

何だかよく分かりません…。

では実際に、CHF/TRY(スイスフラン/トルコリラ)の1日のスワップポイントを見てみましょう。残念ながらCHF/TRYを取引できるFX会社は限られており、今現在ではサクソバンク証券株式会社だけになっています。

下記がサクソバンク証券における、2019年7月1日~16日までに付与されたCHF/TRYのスワップポイント一覧です。赤字がCHF/TRYを買いから入った場合に付与されるスワップポイントですが、当然マイナスになっています。反対に青字で記載されいるのが売りから入った場合のスワップポイントになります。

トルコリラは円よりもスイスフランの方がスワップポイントが稼げる!出典:サクソバンク証券

買いから入れば、毎日スワップポイントを支払う必要があり、売りから入れば毎日貰えるのね。

2019年7月分の売りスワップを平均すると、1日当たり584.535円です。TRY/JPY(トルコリラ/円)が90~100円なので、違いが良く分かりますね。

なぜこんな高額なスワップポイントが貰えるのかな? 何かカラクリがあるのでしょう?

CHF/TRYの売りスワップポイントが高い理由は?

トルコリラは円よりもスイスフランの方がスワップポイントが稼げる!

2019年8月6日現在でのスイスフランとトルコリラの為替レートを見てみましょう。※スワップポイントはおよその金額です。

通貨為替レート1日のスワップポイント(買)
CHF/JPYスイスフラン/円108.825-50円
TRY/JPYトルコリラ/円18.89782円
CHF/TRYスイスフラン/トルコリラ5,70203-643円

TRY/JPYを例に取ってみましょう。TRY/JPYを1万通貨購入した場合、総保有ポジションは18.897円×10,000通貨=188,970円になります。この金額に2国間の金利差(トルコ19.75%、日本円マイナス0.1%)の19.85%を掛けたものが1年間のスワップポイントになります。

37,510円が1年間のスワップポイントになりますが、365日で割ってやると1日に付与されるスワップポイントになります。

188,970円×19.85%=37,510円、37,510円÷365日=102円。

icon-check-square-o CHF/TRYでは?

CHF/TRY=5,70203という事は、1フランは5,70203リラになります。

これを理解しておかないと先へ進めませんね。

CHF/TRYを1万リラ(通貨)購入しましょう。5,70203リラ×10,000通貨=57023.3リラ。リラと言われてもサッパリ分からないので、円換算してやりましょう。

1トルコリラ=18.897円なので、57023.3リラを円に換算すると、57023.3リラ×18.897円=1,077,569.3001円になります。ややこしいので小数点を省くと、スイスフランを1万リラ購入するのに必要な日本円は107万7,569円になります。

CHF/TRYを購入した場合、2国間の金利差(スイス-1.25%、トルコ19.75%)を支払わなくてはなりません。この場合、107万7,569円×21%=226,289.49円、1年間に22万6,289円を支払う計算になります。これを365日で割ると、22万6,289円÷365=619円になります、

CHF/TRYを買いから入った場合、1日に619円のスワップポイントを支払わなくてはなりません。

なるほど、買いから入れば支払わなければならないけど、売りから入れば貰えるわけですね。

CHF/TRYを売りから入るだけ、1日に600円近いスワップポイントが貰えるわけですね。

凄いお得だな~、早速空売りしたいけど、どれくらいの資金が必要になるのかな?

CHF/TRYを1万通貨『売り』で保有するために必要な資金は?

CHF/TRYを1万通貨空売りした場合の総保有ポジションは57023.3リラです、これを円換算すると107万7,569円になります。安全運転で行くのならば、レバレッジ1倍の107万円の資金が必要になりますが、さすがに100万円以上もの資金を用意するのは難しいですね。

レバレッジ必要になる資金
1倍107万7,569円
5倍21万5,513円
10倍10万7,756円
25倍4万3,102円
う~ん、レバレッジ5倍くらいが妥当かなぁ…。

CHF/TRYを1万通貨『売り』で保有した場合のデメリット

1日に付与されるスワップポイントが600円と高額なCHF/TRYの『売り』ポジションですが、同時にデメリットも存在します。

!?

為替は常に変動しているので、為替で得をする場合(為替差益)や、損をする場合(為替差損)があります。ポジションを保有した辺りをウロウロしてくれるのが一番良いのですが、CHF/TRYの場合はスイスフランが強いんですね。

ぞ存知の通り、2008年のリーマンショック以来、トルコリラの為替レートは下がりっぱなしです。ワタシはトルコリラ/円を80円台で購入しましたが、10年たったら10円台まで下落してしまいました。

トルコリラが急落!過去最安値に【大損ガクブル】
スイスフランに対してはどうなのかな?

それでは、CHF/TRYのチャートを見てみましょう。

トルコリラは円よりもスイスフランの方がスワップポイントが稼げる!

2018年の初めは4でしたが、8月には7まで伸びましたが、2019年8月時点では5.7ですね。

チャートを見る限り、右肩上がりになっていますが、これはダメなのですか?

CHF/TRYの買いポジションの場合、リラを売ってフランを買うのだから、チャートが右肩上がりになればなるほど為替差益がでます。しかし、CHF/TRYの売りポジションの場合、フランを売ってリラを買うのだから、反対に為替差損になります。

CHF/TRYの数値が大きくなるほど損をするわけですね。

2018年の1月に3.84998だったCHF/TRYが、2019年8月には5,70203になっていますが、売りポジションの場合どれだけの為替差損が発生したのかを計算してみましょう。

38499.8リラで売ったものを57020.3リラで買い戻したわけなので、マイナス18520.3リラの損失になります。円換算すると18520.3リラ×18.897円で34万9,978円の損失ですね。

CHF/TRYの為替レート総保有ポジション
2018年1月3.8499838499.8リラ
2019年8月5,7020357020.3リラ
(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

2018年1月から2019年8月までで、約600日分のスワップポイントが付与されるので、600円×600日=36万円。このスワップポイント36万円分を差し引けばプラスマイナスゼロくらいでしょうか?

1日に600円もの高額スワップポイントを貰っても、これだけトルコリラが弱いとな~。

為替の変動が無ければ良いのですが、そうは問屋が卸しませんね(笑)。

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その他の高金利通貨

トルコリラは下落していますが、その他の高金利通貨ではどうなのでしょうか?

CHF/MXN(スイスフラン/メキシコペソ)

2016年まではスイスフランに押されていましたが、ここ3年間では20を行ったり来たりしており、為替レートは安定していますね。

トルコリラは円よりもスイスフランの方がスワップポイントが稼げる!

売りスワップポイントは1日約230円ですね。

トルコリラは円よりもスイスフランの方がスワップポイントが稼げる!出典:サクソバンク証券

為替レートが安定しているので、手を出しやすい通貨ですね。

CHF/ZAR(スイスフラン/南アフリカランド)

こちらも2016年の初め頃までは右肩上がりでしたが、ここ3年は安定していますね。

トルコリラは円よりもスイスフランの方がスワップポイントが稼げる!

1日の売りスワップポイントはおよそ180円ですね。

トルコリラは円よりもスイスフランの方がスワップポイントが稼げる!出典:サクソバンク証券

こちらも安定しているな。

まとめ

TRY/JPG(トルコリラ/円)よりもCHF/TRY(スイスフラン/トルコリラ)の方が、1日に付与されるスワップポイントが高い事が分かりました。

CHF/TRY(スイスフラン/トルコリラ)の売りポジションでは、1日に600円ほどのスワップポイントが貰えますが、今現在のトルコリラは非常に不安定な通貨で下落が目立っています。あまりトルコリラが下落すると、スワップポイントよりも為替差損でマイナスになるので注意が必要です。

これからのトルコリラの動向が気になりますが、CHF/TRYの為替レートが安定しているのならばポジションを保有しても良いですが、今までの様にチャートが右肩上がりでは損をしてしまいますね。

むしろCHF/TRYよりかは、この2年間の為替レートが安定しているCHF/MXN(スイスフラン/メキシコペソ)や、CHF/ZAR(スイスフラン/南アフリカランド)の方が買いやすいかもしれないですね。

公式狭いスプレッド、高い約定力ならサクソバンク証券

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