今回は築30年ほど経過した我が家の雪見障子を貼り換えた時の経緯を記事にしました。
自分で雪見障子を貼り換えたいけど手順が分からないと考えている人の参考になればと思います。
飼いヌコ
障子の部分が上下に移動して庭がガラス越しに見える仕組みになっている障子の事。外に積もる雪を眺める事が出来たことからこの名が付けられた。
この雪見障子ですが、まず苦労したのは外し方ですね。最初は知識等皆無だったので端の方から無理やり折り曲げて外そうとしていました(笑)。
飼いヌコ
ところがネットで検索してみると、雪見障子の外し方にコツがある事がわかりました。
目次
雪見障子の外し方のコツ
まず雪見障子についてですが、我が家の障子はこんな感じです。
雪見障子を上げるとこんな感じになります。ガラス戸の向こうは庭が見える仕掛けになっているのですが、生憎サンシェードを吊るしているので外は見えません。
今回はこの部分を含めて障子を貼り換えて行きます。最初に雪見障子になっている部分を外していくのですが、コツをつかんでしまえば簡単です。
稼働する部分を上にずらす
まずは右側の扉の雪見障子を外して行きますが、障子の稼働する部分を上にずらします。
仕込んである板を取り外す
どちらかに取り外せる板があるので確認します。
キリ等を板の下の部分に突き刺し手前に引いて持ち上げてやります、なお今回は手芸用の目打ちを使いました。
中にはこのように細い棒が仕込んでありました。
飼いヌコ
可動部分を下へ下ろして棒を取り除いた穴に入れる
続いて可動部分を下へ下ろして棒を取り除いた穴に入れてやると、片方が緩むので簡単に取り外せます。
雪見障子張り替えの材料
雪見障子の張り替えの材料ですが、近所のホームセンタ―で買ってきても良いですしネットで買うのもありかと。
飼いヌコ
材料は全部で2,010円でした。
- 障子紙 無地94cm×3.6m
- 障子紙のり
- 障子紙はがし
- 障子紙ナイフ
雪見障子の張り替え方
古い障子紙を剥がす
最初に古い障子紙を剥がして行くのですが、障子紙はがし剤という便利な物を試してみます。
可動部分からやっていきましょう、障子紙はがし剤を裏側の接着面に塗って行きます。
5分ほどしたら剥がして行きますが、綺麗に剥がせなかった箇所はティッシュでこそいでやると綺麗に剥がせます。
本体のガラス付きの雪見障子も同様に行います。
枠の掃除と陰干し
障子紙を剥がし終えたら枠の埃やゴミをタオルで拭いてやり、しばらく陰干しをしておきます。
新しい障子の貼り付け
ある程度陰干しが終ったら新しい障子を貼り付けていきます、まずは本体部分から貼り付けていきましょう。
木枠の端の方から障子を合わせていき、端をテープ等で固定してやります。
次に木枠に障子を貼り付ける側にまんべんなく糊を付けていきます。
障子の筒を広げてき全体に貼り付けます。
余分な障子をカット
続いてはみ出している障子を切って行きます。
この時障子用ナイフで切っても良いのですが、ロータリーカッターが非常に活躍しました。
これは元々手芸用に購入して使っていたのですが、思わぬところで役に立ちました(笑)。
これで本体の完成です。
貼りつけ面が少々汚くても、裏側になるのであまり目立たないです。さらに可動部分の障子も同様に貼り付けます。
下記が完成品です。ややだらしない貼り方に見えますが、糊が乾いてから霧吹きで水を吹きかけてやると見違えるようにパリッとなります。
まとめ
糊つけが面倒だったので、違う部屋の障子を替える時にアイロンタイプの障子を試してみましたのでコチラの感想を少し。
- アイロンだけで貼り付けるので糊を使う必要がなく手軽に出来る。
- けっこうピンと貼れる。
- 角のアイロンあては難しく、後で剥がれてくることも。
- うっかり木枠以外をアイロンであてるとアイロン跡がつく。
- 紙質がザラザラで仕上がりの手触りが悪い。
アイロンタイプと糊付けタイプの両方を試しましたが、作業自体はアイロンタイプの方が楽でした。
ちなみにアイロンタイプを使用する場合は最初から木枠に合わせてカットしてやるとスムーズに貼り付けられます。
しかしここが大事なのですが、誤って木枠以外の所をアイロンであててしまうとアイロンの跡が残ってしまいます、これはちょっと不細工ですね(笑)。
飼いヌコ
アイロンタイプを使ってみた中でワタシが1番気に入らなかった点は障子を手で触ると表面がザラザラしている事でした。
障子全体に糊がついているので、その関係で手触りが悪くなってしまう物と思われます。
ちなみに糊をつけるタイプの障子は出来上がりはサラサラでした、2つを選択するならばワタシは糊をつけるタイプの障子をお勧めします。