我が家の2階の一室にはカーテンがありませんので、カーテンを手作りしてみました。いわゆるDIY(Do It Yourself)ですね。
夏の暑い時期には日光を通さなく、冬の寒い時には室内の暖かい空気を逃がさない 遮光カーテン が良いですね。これから暑い夏がやってきますので、バッチシ太陽の照りを遮る頼もしいカーテンを作りましょう。
今まではカーテンは買うものと思っていました、しかし結構値段が高いんですね~。しかも窓枠のサイズに合うのを探すのにひと苦労します(笑)。かと言ってオーダーカーテンを注文するとびっくりするくらいの値段になります。
お金はないけど時間はたっぷりあるワタシとしては、「いっちょ作ったる!」てなノリでやってみることにまりました。

目次
遮光カーテンとは?
カーテンにもピンからキリまでありますが、そもそも遮光カーテンとはどういった種類のカーテンなのでしょうか?
光を遮断するカーテンで1~3までの等級がある。
この遮光カーテンには等級があり、1%にも満たない違いになっています。
- 1級 遮光率99.99%以上
- 2級 遮光率99.80%以上
- 3級 遮光率99.40%以上
参考動画1分でわかる!遮光カーテン
やはり1級は日差しを完璧に遮断しますね。できれば1級が良いのですが、予算と相談してカーテン屋さんで判断したいです。
カーテンの寸法を測る
これが今回カーテンを設置する窓です。今はレースが掛かっているだけなので、真夏は日差しが凄い事になります。
まずはカーテンを付ける窓の寸法を測ります。
- 横幅 左右のランナーの幅を計り×1.05倍
- 縦幅 レースよりも少し長めを計る+縫い代40センチ
カーテンの横幅
カーテンライナーの両端を計ってその長さに1.05を掛けてやります。我が家のカーテンの横幅は133センチなので、1.05倍すると139.65センチ、約140センチですね。
カーテンの縦幅
縦はレースよりも長くないとカッコ悪いので2~3センチほど長めに計算すると160センチです。そこに縫い代を40センチ足して合計200センチになりました、2mの裁縫は素人には手間がかかると思いますが何とか頑張ります。
ヒダ数の選択
次にカーテンにはヒダがあるので、2つ山にするか3つ山にするかを決めます。
- 2つ山 1.5倍ヒダ 柄物を綺麗に見せる
- 3つ山 2倍ヒダ ゴージャスな雰囲気になる
今回は両開きカーテンを作るので、左右70センチの幅になります。
- 1.5倍ヒダ 105センチ
- 2倍ヒダ 140センチ
ほとんどのカーテン生地は、横幅が1.5mか2mで販売されていので、2倍ヒダに決めました。
結果的に必要な生地の大きさは
という事になりました。
カーテン生地の購入
寸法が分かったので生地を手に入れますが、カーテンの生地なんて普通は近所のスーパーでは売っていませんね。
幸いなことに、ワタシの住んでいる吹田市の江坂に大塚屋という生地の専門店があるので買いに行く事になりました。
インターネットでも注文出来ますが、送料がかかるし実際に生地は見て購入した方が良いので、近所に在住の方は足を運ばれる事をお勧めします。
たまに新聞の折り込み広告が入っていてセールなんかもやっていますね。
いざ入店!
カーテン生地は4階デス。
いろんな種類の生地が置いてあります。
あまり値段の高いものは止めておいて、安い物を探しました。これは遮光3級です。
なかなかサッパリした柄物ですね、これで1.5m幅で1mにつき380円です。結局は2mを2枚購入しました。合計4mで 380×4=1,520円の出費になりました。
手作りカーテンに必要な道具
カーテンを自作するためには道具が必要になりますが、なるべく家にある物で代用できれば、お金をかけずにカーテンが自作出来ますね。
当然ミシンは必需品になるので、なければどうしようもありません。ワタシはマイミシンを買いました。
ブラザーのコンピューターミシンです。何だか分からないけど、色々便利な機能が付いているので、素人のワタシにはピッタリのミシンです。ちなみに楽天市場で購入しました。
カーテン生地の裁断
生地も用意できたので、今度は裁断に入ります。
買った状態が150×200でカーテンの寸法が140×200なので、端を10㎝裁断してやるだけですね。
本当に2mピッタリなのか図ってみたら少し大きかったので、2mのところに切り込みを入れて裁断していきます。
便利な道具を使うと、素人でも簡単に裁断出来ますね。
この要領で横幅も140センチに裁断していきます。上手くいったと思ったのですが、ややズレがあるみたいです、まあ何とかなるでしょう(笑)。
カーテン生地の両端を縫う
いよいよミシンを使っていきます。両端を2.5センチの3つ折にしていきます。最初に1つ折にしてアイロンを当てていきます。
更にもう1回折り返します。ここもアイロンをしっかり当てておきます。
こんな感じで折り目がつきました。
折り目の先をミシンで縫い合わせます、この作業を両端×2枚繰り返します。
芯地の縫い付け
続いて生地の上に芯地を取り付けていきます。新地ではないです(笑)。
この芯地を、生地の上に1.5センチ重ね合わせて縫い合わせていきます。
こんな感じですね。
今度は芯地の長さだけ内側に折り返し、折り返した所はアイロンを当てておきます。
更にもう1回折り返してアイロンを当てます。
赤線のところを縫い合わせていきます。
縫い始めをきっちり合わせていても縫い終わりに生地が余ってしまう事もあります。これは仕方がないですね、これがピッタリ合えばプロです(笑)。
縫い終わりを合わせる方法としては、芯地を3つ折りにする時に真ん中から両端にアイロンを当てていく事で縫い終わりを綺麗に揃える事が出来ます。
片方は上手くいきました(笑)。
カーテンのヒダの作成
DIYカーテンで最大の難関 ヒダの作成です。今回は2倍ヒダを予定しているので山は3つになります。
今現在の横幅の実際の長さは、初めに2.5センチの3つ折りにしているので片側5センチ×2=10センチ、140センチ-10センチで130センチになります。
理想的なヒダを作るためには、
- ヒダの高さは2.5センチ
- ヒダのループ計10~12.5センチ
- ヒダとヒダの間隔は12センチ
という事なので、両開きカーテンの仕上がり丈140センチの片方の70センチから両端の耳部分3センチを引いて12で割ります。
(70-6)÷12=5.333 ヒダ数は5個になります。
レールの横幅が133センチだったので、半分に割ると66.5センチ、カーテンの長さは最低66.5センチ必要になります。ヒダのループ計を12センチとすると、ヒダ5個分に必要な生地は60センチになります。
130-6-60=64 ヒダと耳を除いた残り64センチがヒダ間隔になります。
カーテン幅66.5センチに対して64センチですか…、キチキチの様な感じがしますが、とりあえずこの数字で実行していきましょう。
生地の端から3センチと更にそこから12センチに印をつけていきます。
印をつけたところ同士を重ね合わせて待ち針を打ちます。
反対側も同様に進めていきます。
次はループ幅の横に16センチのヒダ間隔を空けて更にループ幅12センチ間に印をつけていきます。
待ち針を打つと2個目のループが出来上がりました。
これを左右交互に5個作っていきます、出来上がりの生地の長さを測ってみると耳を除いて64センチでした。
先ほど待ち針で印をつけた個所を直線に縫います。
こんな感じで縫い終わりました。
次はループに山を作っていきます、まずはループをぺちゃんこにします。
指でつまんで3つ山を作っていきます。
ミシンで縦に2センチほど縫います。
生地が分厚いので途中で針が折れてしまいました(笑)。
3つ山の完成です。
カーテン丈の仕上げ
いよいよ最終段階に入ってきました、ここからは丈を調節していきます。
生地にアジャスターフックを取り付けて実際にカーテンレールに吊るし、ちょうど良い長さのところで印を付けておきます。
出来上がりの丈にアイロンを当てます。
余った生地を3つ折りにしていきます。
ミシンで赤い点線を縫っていきます。
これで手作りカーテンの完成です。なんだかヨレヨレな感じがしますが、使っていくうちに馴染んでくると思います。
今回は夏の日差しのシャットアウトが目的だったので丈を長めにしました、本当はもう少し短い方がカッコイイですね。
まとめ
今回はカーテンのDIYにチャレンジしましたが、いきなり縦2mの生地を使ったので正確に寸法を測るのに苦労しました。出来る事なら出窓の小さいカーテン作りから始めるのが良いですね。
カーテン作りの流れとしては
このような工程で作成して行けば良いと思います。少々失敗しても見た目には分からないと思うので、ぜひ手作りカーテンにチャレンジしてみて下さい。
はじめまして!
たくさんの手作りカーテンの記事の中でもごりょんさんのものが一番丁寧で分かりやすかったので参考にさせて頂こうと思っています。
うちは窓が特殊でカーテンも特注なので買うとかなり高額になるので手作りを考えています。
ところで記事の上の方にある水色背景の「縦140×横200を2枚」と書いてある部分ですが、これは縦横逆ではなくこれで正しいのでしょうか?
チルンさんコメント有難うございます。
「ところで記事の上の方にある水色背景の「縦140×横200を2枚」と書いてある部分ですが、これは縦横逆ではなくこれで正しいのでしょうか?」とのご指摘ですが、
縦横が逆になっていました。正確には「横140センチ×縦200センチを2枚」の間違いです。申し訳ありませんでした。早速訂正させてもらいました。