今年の夏は異常な暑さですね、まだ7月の下旬というのに家の中は蒸し風呂状態です。我が家の2階は日差しがきつく、日中は34℃になる事もあります。
窓の外には一応ガラリ雨戸はあるのですが、ペラペラのレースがあるだけでカーテンがありません。
こんな状態でよく30年間も住み続けて来れたものです(笑)。
カーテンは近くのホームセンターへ行けば安く手に入りますが、サイズを直さなければなりません。オーダーカーテンだと高くつきます。
貧乏性のワタシはなるべく安く仕上げたいので、カーテンを自作してみる事にしました。

この時はヒダを作るのに時間がかかりました。今回はなるべく手早く作りたいので、フラットカーテン に挑戦してみたいと思います。
読んで字のごとくフラットなカーテンです、ヒダが無いので出来上がるまでの時間を短縮できます。
目次
フラットカーテン作りに必要な材料
フラットカーテン作りに必要な材料です。
- カーテン生地
- フラットカーテン用芯地
- フラットカーテン用フック
- ミシン
- 糸
カーテン生地は前回と同じく、吹田市江坂にある大塚屋で購入しました。
高級な生地も販売していましたが、予算は1メートル500円以内と決めているので、安い生地を探す事に。
日本製で1メートル300円の激安生地があったので即購入しました。
フラットカーテン用の生地の裁断
最初は生地の裁断です。正確に寸法を測って切っていくのですが、難しいですね。
今回は2枚のフラットカーテンを作りますが、かなりの大きさです。
カーテン幅はレールの長さの1~1.3倍プラス10㎝
普通のカーテンだと1.5倍か2倍なのですが、今回はヒダなしフラットカーテンなので、1~1.3倍のゆとりを持たせます。
今回は1.2倍で作成して行く事になりました。110×1.2=132㎝、10㎝プラスで142㎝。230×1.2=276㎝、10㎝プラスで286㎝。カーテン幅が142㎝と286㎝になりました。
カーテン丈はカン下から床までの長さマイナス1㎝プラス50㎝
カン下(カーテンをかける穴)から床下までの長さにマイナス1㎝、更に上下の三つ折り分の50㎝をプラスします。
これが今回購入した生地と芯地・カーテン用フックです。
カーテン生地は横幅は大体決まっていて150㎝です。丈260㎝を3枚購入したのですが、1枚の大きさを計ってみると幅156㎝、丈268㎝でした。
これをサイズ通りに裁断して行きますが、最初は小さい方のカーテンから作成して行きましょう。
最初は丈から、268-249で19㎝カットして行きます。19センチの所にクリップで印をしてハサミで裁断します。
次は幅です、156-142で14㎝カットします。横着して8枚重ねでカットしました(笑)。
カーテン上部にフラットテープを縫い付ける
生地の裁断も終了したので、カーテンのフック部分の作成です。フラットテープ(フラットカーテン用芯地)の幅+1㎝の長さを2つ折りにしてアイロンをあてます。
更に折り返します。最終的には三つ折り状態になります。
上から1㎝下、端から5㎝にフラットテープを縫い付けて行きます。この時フラットテープの上下裏表に注意します。
穴が表下向きに開いているかどうか目打ちを差し込んで確認しても良いですね、この穴の内側を縫わない様に気を付けます。
こんな感じで縫い付け完了。
カーテン生地の両端の処理
カーテンの上部は完成したので次は左右の生地の仕上げを行います、3つ折りにしてミシンをかけるだけです。
素人にしてはマズマズの出来になりました。
カーテン丈の仕上げ
最終段階に入りますが、カーテンを実際に吊り下げて長さを調節してやります。12㎝間隔でフラットカーテン用フックを取り付けていきます。
大体レースよりも1㎝ほど長めに寸法を測ります。上下が逆さまですが、カーテンの丈で折り返しアイロンをあてておきます。
カーテンの丈がいちばん下になるように3つ折りにします。
こんな感じですね。最後に点線部分をミシンがけします。
最後の生地が余るのは仕方がないですね(笑)。
小さい方のカーテンの完成です。
カーテンを開けた時はこんな感じ。
フラットカーテンには派手な柄の生地の方が似合うかもしれませんね。
大きい方(右)のカーテンを作る
続いては右側の大きい方のカーテンを作成するのですが、1.2倍の横幅では長すぎるので、1.1倍に修正して行く事にしました。横幅は1.1倍にすると263㎝になります。
横幅が263㎝もあるので、生地を継ぎ足さないといけないですね。素人にとってはたいへん重労働になります。そこで秘密兵器のロックミシンを使います。
前に購入していたのですがあまり使用していませんでした。ロックミシンは難しいです…。上手く行くか分かりませんがカーテン生地を切りながら剥ぎ合わせて行きたいと思います。
その前に、カーテン生地のほつれが鬱陶しいので、端の処理をしていきます。カーテンの上の部分の端をロックミシンで処理して行きます。
カーテンの上の部分の端をロックミシンで処理” width=”682″ height=”384″ />
剥ぎ合わせる生地を中表で合わせます。
3m近い生地の剥ぎ合わせは初めてなので緊張しました。
ドッキング成功!
続いて横幅を263㎝にカットして行きます。こちらはハサミでカットして端の処理をロックミシンで行おうとした所、大失敗をしてしまいました。
以降、ロックミシンが何故か絡まって使えなくなってしまったで、端の処理は断念、カーテン上部を3つ折りにして芯地を剥い合わせていきます。
左右の両端を3つ折りにしてミシンをかけます。相変わらず片方の生地の終わりが余ってしまい、ズレてしまいました(笑)。
最後に丈の調節をして完成です。
ヒダが無くてもユラッとした感じには見えますね。端の方がやや丸まっている感じです。
カーテンを開けるとヒダが無い分、見栄えが悪いですね。
フラットカーテンの作り方のまとめ
ここではヒダが無いフラットカーテンの自作にチャレンジしてみましたが、やはりヒダを作らない分作業は早かったです。
今回は大きなカーテンだったのでミシンをかける時に苦労しました、小窓くらいの大きさのカーテンならば半日程度で完成できると思います。
フラットカーテン作りの主な手順は4STEPです。
カーテン幅については1~1.3倍となっていましたが1.1倍で十分でした、あまりゆとりがあるとカーテンを開けた時にモコモコになってしまいます。
最後に制作費用について、自作したカーテンのサイズは約3.5m×2mでした。これだけのカーテンをオーダーメイドすると1万円は下らないですが、自作した場合3千円程度で済みます。
上等な生地を使えばもう少し高くなると思いますが、それでもオーダーメイドよりかは断然に安く作れます。