アマゾンFBAで商品を販売していると、在庫商品を返送・所有権放棄 せざるを得ない場合があります。今日はそれらの方法を紹介していきたいと思います。
まず、どの様な時に在庫商品の返送・所有権放棄が必要になるのでしょうか?
- 商品の返品があった時やコンディションを変更したい場合
- 長期在庫保管手数料を請求される前
ごくまれに、間違えたコンディションで商品を登録してしまう時があります。そういった場合は、一度返送手続きを依頼して自分の手元に戻してから、コンディションを変更して、再びアマゾンFBAの倉庫に送る必要があります。
その他にも、アマゾンFBAで売れていった商品が返品された場合、その商品が未開封ならそのまま自動再出品になりますが、開封済みの場合は、販売不可商品となります。
アマゾンFBAで売れた商品の返品があった時の理由を確認する方法
販売不可商品は、AmazonのFBA倉庫に置いていても手数料がかかるだけなので、返送手続きをするか、所有権放棄を依頼するかの2択になります。
目次
AmazonでFBA在庫商品を返送する方法
セラーセントラルにサインインしてFBA在庫管理のページへ進みます。①返送を希望する商品のSKUを記入し、②検索ボタンをクリックします。
①返送を希望する商品の左にチェックを入れて、②「返送/所有権の放棄以来を作成」を選択し、③「Go」をクリックします。
在庫商品の返送・所有権の放棄依頼ページへ進むので、「お届け先住所を入力」にチェックを入れて住所等を記入していきます。
返送する個数を入力して「続ける」をクリックします。
次ページの「内容を確定」をクリックすると返送依頼の完了です。
AmazonでFBA在庫商品の所有権を放棄する方法
今度は在庫商品の所有権を放棄していきます。先程と同様に、AmazonのFBA在庫管理のページから、SKUを入力して検索、在庫商品の返送・所有権の放棄依頼ページへ進みます。
「所有権の放棄」にチェックを入れて、廃棄する個数を入力➝「続ける」➝「内容を確定」で完了です。
AmazonFBAで長期在庫保管商品を返送・所有権放棄する場合の手数料は?
もう一つの場合は、長期在庫保管手数料を請求される前に、対策として在庫商品を返送・所有権放棄どちらかを依頼する事になります。
長期在庫保管手数料とは?
アマゾンのFBA倉庫に6か月以上保管されている商品に対して課金される手数料。
ワタシも初めてAmazonから長期在庫保管手数料の請求メールが来ました。
ただでさえ売り上げが少ないのに、これ以上手数料を取られてはたまらないので、AmazonのFBA倉庫へ送った在庫商品を、返送もしくは所有権を放棄する事になりました。
8月15日に長期在庫保管手数料の金額が決定するので、前日の14日までに返送・所有権放棄の依頼をしなくてはなりません。ワタシの場合は、19点・1,119円が課金される予定でした。
この商品に対して3通りの方法を実行していきたいと思います。
- いつかは売れるので、長期在庫保管手数料を支払う
- 返送手続きをする
- 仕方がないので所有権を放棄する
2017年8月15日からAmazonの長期在庫保管手数料の料金体系が改訂されて、6か月間FBA倉庫に保管されている商品に対し課金される事になります。それと共に、1点のみの場合の商品課金免除が廃止されます。
商品 | 寸法 | 1点 | 5点 | ||
---|---|---|---|---|---|
6か月以上 | 12か月以上 | 6か月以上 | 12か月以上 | ||
本 | 25 cm x 18 cm x 2 cm | 79円 | 157円 | 393円 | 787円 |
本 | 19 cm x 12.5 cm x 2 cm | 42円 | 83円 | 208円 | 415円 |
CD | 15 cm x 13 cm x 1.4 cm | 24円 | 48円 | 119円 | 230円 |
CD1枚なら、1年間で48円課金される事になります。
一方で、在庫商品の返送・所有権放棄にかかる手数料は
返送 | 所有権放棄 | |
---|---|---|
小型標準サイズ1個 | 51円 | 10円 |
大型サイズ1個 | 103円 | 21円 |
CD1枚に例えると、長期在庫保管手数料が6か月で24円、返送手数料が51円、廃棄が10円という事になります。
かといって、長期在庫保管手数料を払ってそのまま放置していると、売れ残った場合は半年後にまた課金されます、これは難しいですね。
確実に売れる保証がなければ、返送手続き➝まとめてヤフオク出品の方がまだ可能性がありそうです。
長期在庫保管商品の返送手続き
なお、返送を依頼する商品が大量にある場合は、一括して依頼をする方法もあります。
セラーセントラルにサインインし、①レポート➝②フルフィルメントと進みます。
返送推奨レポートをクリックします。
「返送(または所有権の放棄依頼)を開始」をクリックします。
依頼内容欄に、「お届け先住所を入力」にチェックを入れて住所等を記入します。
課金される商品リストが表示されるので、返送を希望しない商品には削除欄にチェックを入れて「続ける」をクリックします。
返送予定の商品と個数が左に、住所等が右に表示されるので、間違いなければ右下の「内容を確定」をクリックします。
これで在庫商品の返送依頼は完了です。通常1週間~10日で返送される予定ですが、今日は8月11日という事で依頼が集中している恐れがあるので、もう少しかかりそうですね。
長期在庫保管商品の所有権を放棄する方法
今度は所有権放棄の依頼の方法です。先ほどの返送手続きと同じ、在庫商品の返送・所有権の放棄依頼ページへ進んで「所有権の放棄」にチェックを入れます。
先ほどの返送商品と混同するといけないので、返送依頼商品は削除しておきます。
「続ける」➝「内容を確定」で完了です。
AmazonFBAで返送・所有権放棄する方法まとめ
月額の保管手数料は、一般的にCDが2円・DVDが3円になります。ただし、サイズが大きくなるに従い手数料も高くなるので、在庫商品の返送料51円と比較してより最善な方法を取ることが大事になります。
例えば、季節商品では、1年中AmazonのFBA倉庫で保管するよりも、売れない時期は返送手続きで手元に戻しておく方が、在庫管理手数料が安くつく場合もあります。そこの所を臨機応変に対応して、少しでも経費節約を心掛けたいですね。
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- FBAで一括して商品返送や所有権放棄を依頼する
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