ここでは、Amazonマーケットプレイスへの登録・解約方法 を詳しく解説していきたいと思います。
Amazon.co.jpで商品を販売するためにはAmazonマーケットプレイスへの出品用アカウントの登録が必要です。
Amazonでは購入用アカウントと出品用アカウントの2つが取得可能で、今回は出品用アカウントの登録方法になります。当然ですが、購入用アカウントと出品用アカウントは同じでも問題ありません。
Amazonマーケットプレイスについては過去記事で解説しています。

目次
Amazon出品用アカウント登録の準備
Amazonマーケットプレイスに出品用アカウントを登録するためには、最低限準備するものがあります。
- パソコン
- メールアドレス
- クレジットカード
- 銀行口座
- 屋号
- 住所
- 電話番号
- 本人確認書類(大口出品のみ)
パソコン
必要不可欠なのがインターネット回線です。パソコンやスマホから商品を出品するのでインターネット回線は必須になります。
スマホからでも「Amazon Seller」というアプリを使えば出品は出来ますが、細かい設定などを行うにはパソコンの方が良いです。
メールアドレス
Amazonの管理画面にログインする場合にメールアドレス及び携帯電話番号が必要になります。
その他でも出品している商品が売れた場合(自己発送)やFBAで商品が発送された場合にAmazonからメールが届きます、なのでメールアドレスは必ず必要になります。
クレジットカード
Amazonでは売り上げの中から手数料や登録料が引かれるシステムなので、売上よりも登録料や手数料が高かった場合にマイナス決済が起こってきます。この場合にクレジットカードから不足分が引き落とされます。
銀行口座
Amazonでの売上金を振り込んで貰うために銀行口座が必要になります。
屋号
Amazonで出店するための店舗名になります。何でも構いませんが、あまりふざけた名前を付けると売上に影響を与えるかもしれないです。
住所
Amazonの大口出品で商品を販売する場合は「特定商取引法に基づく表示」として、販売者の住所と氏名を明記しなければなりません。
ちなみに小口出品では販売者の住所と氏名は必ずしも明記する必要はないです。
電話番号
Amazon.co.jpの利用者からの質問用の電話番号が必要です。ワタシの場合は個人用の電話番号を載せるのは不安なので、「050」で始まるIP電話を利用しています。
IP電話は自分から電話をかけるのは有料ですが、相手から着信がある分は無料です。
かれこれ4~5年ほど利用していますが、楽天市場のセールスが2回ほどあった以外は1回も電話はかかってきていません(笑)。
本人確認書類(大口出品のみ)
以前の大口出品では登録や切り替え時には本人確認証の提示などは無かったのですが、最近ではかなり厳しくなったみたいですね。
本人確認に必要な書類①は顔写真つきの身分証明書です。旅券 (パスポート)か運転免許証の2択になり、個人番号(マイナンバー)カードはNGです。
- 旅券 (パスポート)
- 運転免許証
本人確認に必要な書類②は180日以内に発行された各種取引明細書が必要です。以下から1つ準備しましょう。
- クレジットカードの利用明細書
- インターネットバンキング取引明細
- 預金通帳
- 残高証明書
Amazonマーケットプレイスに登録するには出品用アカウントが必要
Amazonマーケットプレイスに出店登録するには、Amazon.co.jpの出品用アカウントが必要になります。実際には商品を購入する場合でもアカウントは必要になるので、Amazonのアカウントは2種類取得する事が可能です。
- 出品用
- 購入用
同じAmazon内で商品を仕入れる場合に購入用のアカウントと出品用のアカウントが同じなのは具合が悪いですね。なので、できれば購入用アカウントと出品用のアカウントは別の物を使う事をお勧めします。
大口出品と小口出品の違い
Amazonマーケットプレイスに出店する場合は最初に大口出品と小口出品の2種類から選択する必要があります。
最初から商品をバンバン売る自信があれば大口出品を選択しても良いですね。自宅の不用品等を売る場合などは小口出品からスタートしましょう。
大口出品と小口出品の最大の違いは手数料です。
- 小口出品⇒1個売れると100円支払う
- 大口出品⇒1か月に4,900円固定制
小口出品では商品が1か月に1個しか売れなかった場合は100円の基本成約料で済みますが、大口出品では商品が売れなくても4,900円の月額登録料を支払う必要があります。
大口出品と小口出品の違い一覧
出品者用アカウントの特長 | 大口出品 | 小口出品 |
---|---|---|
基本成約料 | ー | 100円 |
月額登録料 | 4,900円 | ー |
ショッピングボックス カートボックス獲得資格 |
あり | なし |
プロモーション、ギフトサービスなど、 出品関連の追加機能の利用 |
◎ | × |
フィード、在庫ファイル、 レポートを使った在庫管理 |
◎ | × |
AmazonマーケットプレイスWebサービスの利用 (フィードの送信、レポートの受信、その他のAPI機能) |
◎ | × |
Amazonのカタログにはない商品の新規登録 | ◎ | × |
注文レポートと注文関連フィードを使った注文管理 | ◎ | × |
代金引換、コンビニ決済の支払い方法の提供 | ◎ | × |
お届け日時指定の利用 | ◎ | × |
出品者独自の配送料の設定 (本・ミュージック・ビデオ・DVD以外) |
◎ | × |
大口出品への登録方法
大口出品への登録方法ですが、2020年4月現在ではかなり変更があり、本人確認書類の提出が義務付けられました。登録の手順も以前とは比べ物にならないくらい細かくなっています。
続いて個人情報を入力していきましょう。
- 国籍
- 出生国
- 生年月日
- 身元の証明
- 会社住所
- SMS認証のための電話番号
本人確認の審査にはおよそ2営業日かかり、Amazonで認証されれば登録完了です。
小口出品の登録方法
小口出品の登録方法は以前と同じで本人確認などはなく比較的簡単に登録できます。
ちなみに「はい」を選択するとあなたの住所・名前等がAmazonの商品ページで公開されます。
以上で小口出品への登録完了です。
小口出品⇔大口出品の切り替え方
Amazonの管理画面(セラーセントラル)にログイン後に右上の『設定』をクリックします。※ログイン時に毎回コードを入力するのが面倒な場合は『このブラウザでコードを要求しないでください』にチェックを入れておけば次回からは要求されません。



『出品用アカウント情報』へ進みます。
『サービスの管理』をクリックします。
『大口出品に変更』をクリックしましょう。
大口出品へ変更した場合の注意点が書かれているので、確認後に「続行」をクリックすれば設定完了です。
銀行口座情報の登録
Amazonで売れた商品の売上から手数料を引かれた金額が定期的に銀行に振り込まれるので、銀行口座情報の登録を行っておきましょう。
セラーセントラルで「設定」⇒「出品用アカウント情報」と進み「支払情報」欄の「銀行口座情報」をクリックします。
次に「銀行口座情報を指定 」というページが表示されるので「登録」をクリックします。
「新しい銀行口座情報を追加」欄で銀行口座を登録していきましょう。
屋号の変更方法
Amazonマーケットプレイスでは登録した屋号はいつでも変更する事が可能です。「設定」⇒「出品用アカウント情報」と進み「出品者情報」欄の「表示名」をクリックします。
「ストアの詳細」欄の「編集」をクリック。
店舗名を変更後に「送信」をクリックすると屋号が変更されます。
Amazonマーケットプレイスの解約方法
Amazonの出品用アカウントを解約する場合ですが、解約を行う前に以下の事を実行しておく必要があります。
- 未出荷の注文があればすべて出荷する
- 最終販売日からAmazonマーケットプレイス保証申請の期間である90日間待機
- アカウントの残高が0になる(次回の支払いまたは請求日付)まで待機
- 必要な返金を含む購入者とのすべての取引を完了・解決する
出品用アカウントの解約方法
セラーセントラルの右上の「設定」⇒「出品用アカウント情報」と進み、右下の「アカウントの管理」から「アカウントを閉じる」に進みます。
「アカウントを解約する」をクリックしますが、ここでの注意点はアカウントの解約は取り消し不可なので、解約後は出品用アカウントへのアクセスは出来なくなります。
もう一度問われるので「アカウントを解約する」をクリックします。
以上でアカウントの解約完了です。これ以降はセラーセントラルへのログインは出来なくなりました。
2020年10月時点では上記の方法では解約を行えません、「アカウントを閉じる」⇒「Amazon出品サービス」と進み「問題を説明してください」という項目に「アカウントの解約」と入力して「次へ」をクリックします。
「アカウントの解約をリクエスト」にチェックを入れて「次へ」をクリックして解約を進めていきます。
はじめまして。拝読させていただきました。「マーケットプレイスに出品する」が表示されない商品の場合はどのように小口出品を開始すれば良いのかをもしご存知でしたら教えていただけないでしょうか。
Kさん初めまして。
「マーケットプレイスに出品する」が表示されない商品の出品方法という事ですが、考えられる点が2つあると思います。
・ブラウザによって表示される物とされない物がある。
・小口で出品不可の商品
ブラウザによって表示されない場合がありますので、Firefoxで表示させるのも一つの手です。
あと、元々小口出品では販売不可な商品があります。
・時計
・服&ファッション小物
・シューズ&バッグ
・ジュエリー
・ヘルス&ビューティー
・コスメ
・食品&飲料
・ペット用品
これらは大口出品者が申請することにより販売可能となります。
以上のうちのどれかだと思います。よろしくお願いします。
請求明細を確認していますと、2020年12月24日にアマゾンマーケットプレイスで2,751円請求が記載されています、1月27日に引き落としになっています、覚えが無いので確認して下さい、お願いします。
福永さんお問い合わせ有難うございます。
身に覚えがない請求が来たとの事ですが、マーケットプレイスで問い合わせを行えば良いと思います。
マーケットプレイスへログインしてページ右上の「ヘルプ」→「サポートを受ける」→「Amazon出品サービス」と進んで問い合わせ内容を入力します。
「ケースを作成する」から問い合わせ可能です。
始めまして。
先ほど小口の出品登録したのですが
大口出品にはすぐには変更はできないのですか?
BOSSさんお問い合わせ有難うございます。
小口から大口へは簡単に切り替える事が出来ると思います。
注意点として「月間登録料」がかかります。
大口出品に切り替える
https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/G201747610?