Inkscape(インクスケープ)でオブジェクトに色を付ける方法

Inkscape(インクスケープ)でオブジェクトに色を付ける方法

初心者がインクスケープを勉強する第3弾になりますが、今回は オブジェクトに色を付ける方法 を紹介して行きたいと思います。

色の塗り方さえ覚えておけばブログやホームページのヘッダー画像やバナー・アイコンなどが簡単に作成できます。

Inkscapeのフィルやストロークとは?

Inkscapeのフィルやストロークとは?

インクスケープを使う上で必ず覚える単語が「フィル」「ストローク」です。

  • フィル
  • ストローク
何だかオーケストラみたいな名前だな~。

飼いヌコ

インクスケープでは面の事を「フィル」、輪郭線を「ストローク」と呼びます。面とは作成したオブジェクトそのもので、輪郭線とはオブジェクトの枠線になります。

インクスケープでは面の事を「フィル」、輪郭線を「ストローク」と呼ぶ

中が「フィル」で外側の線が「ストローク」ですね。

飼いヌコ

「フィル」では色や模様を、ストロークでは色や模様に加えて幅や線種なども設定する事が可能になります。

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フィルやストロークに色を付ける方法

フィルやストロークに色を付ける方法

フィルやストロークに色を付ける方法ですが、カラーパレットから色を選択する方法と「フィル/ストローク」ダイアログを使って色を選択する方法の2種類あります。

フィルやストロークに色を付ける方法
  1. カラーパレットから色を選択する
  2. 「フィル/ストローク」ダイアログを使って色を選択する方法
どちらの方法がやり易いかな?

飼いヌコ

\塗りの種類は8種類/

塗りなし フィル/ストロークの削除
単一色 1色だけの塗り
線形グラデーション 左から右に線状に色が変化
放射グラデーション 中心から外側に放射状に色が変化
メッシュグラデーション メッシュ状に色が変化
パターン 用意されたパターンで塗る
スウォッチ 見本から選んだ設定で塗る
塗りをアンセット 塗りを継承可能にするために未定義にする

パレットから色を選択する方法

インクスケープの下にあるカラフルな色の帯をクリックして色を付けていく方法です、オブジェクトを選択後にカラーパレットの色を選んでクリックするだけです。

オブジェクトを選択後にカラーパレットの色を選んでクリック

あっという間にフィルに色が挿入されました。

あっという間にフィルに色が挿入された

簡単だな~。

飼いヌコ

今度はストロークに色を付けていきますが、オブジェクトを選択してShiftを押しながら任意の色をクリックするだけでOKです。

オブジェクトを選択してShiftを押しながら任意の色をクリック

こんな感じでストロークに色がつきました。

トロークに色がついた

色の種類ですが設定ではデフォルトになっています、カラーパレットの右端の左向きの三角(最新バージョンでは「三」)をクリックするとカラーパレットの表示方法と色のリストが選べます。

カラーパレットの右端の左向きの三角(最新バージョンでは「三」)をクリックするとカラーパレットの表示方法と色のリストが選べる

「フィル/ストローク」ダイアログを使って色を選択する方法

今度は「フィル/ストローク」ダイアログを表示させてオブジェクトの色を変更する方法です。

「オブジェクト」から「フィル/ストローク」と進むかShiftCtrlfを同時に選択します。

「オブジェクト」から「フィル/ストローク」と進むかShift + Ctrl + fを同時に選択

別の方法ではコマンドバーのアイコンをクリックしても「フィル/ストローク」ダイアログを表示させることが出来ます。

コマンドバーのアイコンをクリックしても「フィル/ストローク」ダイアログを表示させることが出来る

「フィル/ストーロク」ダイアログが表示されました。

「フィル/ストーロク」ダイアログが表示された

追記:最新バージョンでは見た目が以下のようになっています。

最新バージョンの「フィル/ストーロク」ダイアログ

ここでは3つの項目に分かれています。

  • フィル
  • ストロークの塗り
  • ストロークのスタイル

フィル

ここでは初心者向けにあまり難しい作業はせずに単純に色を付ける方法を紹介します。

「フィル」を選択後にいちばん左の「塗りなし」を選択するとオブジェクトに色はつきません。

「フィル」を選択後にいちばん左の「塗りなし」を選択するとオブジェクトに色はつかない

2番目の「単一色」を選択して下にあるスライダーを調節して色をつけていきます。

「単一色」を選択して下にあるスライダーを調節して色をつけていく

難しそうだな~。

飼いヌコ

難しかったら色のコードを直接書き込みましょう、「〇〇〇〇〇〇ff」と色のコードの最後に「ff」をつけます。

「〇〇〇〇〇〇ff」と色のコードの最後に「ff」をつける

ワタシはいつもカラーパレットから色の変更をしています、その方がなんとなく楽です(笑)。

ストロークの塗り

続いて2番目の項目はオブジェクトの枠線に当たる「ストロークの塗り」です。

こちらも同じようにいちばん左の「塗りなし」を選択するとオブジェクトの枠線(ストローク)が消えます。

「塗りなし」を選択するとオブジェクトの枠線(ストローク)が消える

2番目の「単一色」を選択して下にあるスライダーを調節して枠線に色をつけていきます、ちなみに大体枠線は黒が多いですね。

「単一色」を選択して下にあるスライダーを調節して枠線に色をつけていく

簡単ですね!

飼いヌコ

ストロークのスタイル

ここではストロークの太さを変更できます、「幅(W)」の数値を上げると枠線が太くなっていきます。

「幅(W)」の数値を上げると枠線が太くなる

うわっ(笑)。

飼いヌコ

「角」を選択するとそれぞれ角の形を変える事が出来ます。

「角」を選択するとそれぞれ角の形を変える事が出来る

テキスト文字も様々な色を付け加える事が出来ます。

テキスト文字も様々な色を付け加える事が出来る

フィルなしストロークのみ
フィル+ストローク
フィル+ストローク
フィル+ストローク
フィルのみ

ぼかしと不透明度

ぼかしと不透明度

「ぼかし」のスライダーを右に動かして行くとオブジェクトがぼやけた様な感じになります。

「不透明度」ではデフォルトの数値が「100」で、数字が小さくなっていくと同時にオブジェクトが透明になっていきます。

ぼかしと不透明度 スライダーで調節

まとめ

ここではインクスケープでオブジェクトに簡単な色をつける方法を紹介しました。

オブジェクトの面がフィルで、フィルのまわりの輪郭線がストロークになります。

オブジェクトの面がフィルで、フィルのまわりの輪郭線がストローク

この2種類のオブジェクトに色を付けていけば良いのですが、カラーパレットから色を選択する方法と「フィル/ストローク」ダイアログを表示する方法があります。どちらかやり易い方法で色を付けていけば良いですね。

基本的な事ばかりですが、この方法を覚えておけば簡単なロゴやバナーなどを作成できると思います。

超初心者向けの内容でしたね(笑)。

飼いヌコ

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