※この記事の内容は(旧)auピタットプランについてのものです、当プランは2019年6月30日で新規受付を終了しました。
使ったデータの使用量によって料金が変動する従量課金制の人気プラン (旧)auピタットプラン で、意外な弱点(デメリット)を発見したので紹介したいと思います。
auピタットプランの弱点はズバリ3GB以上5GB未満のデータ容量を使用した場合、auフラットプラン20Nの料金と変わらなくなる事です。
更にはauピタットプランで5GB以上を使用すると、auフラットプラン20Nよりも料金が高くなるという不思議な料金体系になっています。
そのあたりを詳しく解説していきたいと思います。
※記事内の価格はすべて税抜価格です。
目次
auピタットプランとは?
最初にauピタットプランとはどのようなサービスなのかを勉強したいと思います。
ちなみに今回は「スーパーカケホ(5分以内国内通話かけ放題)」を例に取りますが、目安としてプラス1,000円で「カケホ(24時間国内通話かけ放題)」の料金になります。
auピタットプランを簡単に説明すると、使ったデータ容量によって、支払金額が変わる従量課金制です。
月額支払イメージ
auピタットプラン(スーパーカケホ)の月額支払イメージです。
月間データ容量 | 月額料金 (2年契約適用時) |
auスマートバリュー | 月額料金 (翌月から) |
スマホ応援割 適用時 |
---|---|---|---|---|
~1GB | 3,480円 | ▲500円 | 2,980円 | 1,980円 |
~2GB | 4,480円 | 3,980円 | 2,980円 | |
~3GB | 5,480円 | ▲1,000円 | 4,480円 | 3,480円 |
~5GB | 6,480円 | 5,480円 | 4,480円 | |
~20GB | 7,480円 | 6,480円 | 5,480円 |
※「2年契約」未加入時はプラス1,500円。
※スマホではスライドして下さい。
上記の画像はWebで良くお目にかかりますね、ところが月額1,980円支払えばスマホが利用できるわけではありません。
月額1,980円でスマホを使うための条件
※auピタットプランは2019年6月30日で新規受付を終了したので、現時点ではauピタットプランを月額1,980円では利用できません。
auで月額1,980円でスマホを利用する方法は、「ピタットプラン 4G LTE」にプラン変更を行い、「家族割プラス」に3人以上で申し込む必要があります。
最初に挙げておきますが月額1,980円でスマホは利用できません、どういう事かは下記で説明します。
auピタットプラン(スーパーカケホ)では基本的に一番安いプランは月額3,480円です、この金額から色々な条件をクリアすれば最安値の1,980円でスマホを利用することが出来ます。
では月額1,980円でスマホを使うための条件を挙げていきたいと思います。
- 機種変更もしくは新規契約(MNP乗り換えを含む)
- 対象プランに加入
- 2年契約(誰でも割)に加入
- auスマートバリューに加入
- 月額データ容量を1GB以内に抑える
機種変更もしくは新規契約(MNP乗り換えを含む)
月額1,980円でスマホを利用するためには、いちばん最初に下記の3点の中からひとつを選択しなければなりません。
- 元々auと契約していて携帯端末を買い替える場合。
- 今までガラケーやスマホを持っていなくて、新規でauと契約する場合。
- 他社携帯会社から乗り換えた場合
要するにauで新しくスマホを購入した場合 のみスマホ応援割として1年間だけ月額料金が1,000円引きになります。
新規契約(他社から乗換え含む)または機種変更で対象プラン(auピタットプラン・auフラットプラン)に申し込むと、利用料金から毎月1,000円(1年間合計12,000円)を割引してもらえるサービス。
2019年9月30日で新規受付が終了した。
対象プランに加入
下記の対象プランの中で「auピタットプラン」に加入する必要があります。
- auピタットプラン(s)(受付終了)
- auピタットプラン(受付終了)
- auフラットプラン5(学割専用)(受付終了)
- auフラットプラン20(受付終了)
- auフラットプラン25 Netflixパック(受付終了)
- auフラットプラン30(受付終了)
2年契約(誰でも割)に加入
auと新規契約する場合は2年単位の継続利用することで基本使用料が割引されます、下記の表を見ても分かるように「誰でも割」と契約しなかった場合は月額1,500円余分に支払わなければなりません。
誰でも割契約あり | 誰でも割契約なし | |
---|---|---|
auピタットプラン | 1,980円 | 3,480円 |
auフラットプラン20 | 4,500円 | 6,000円 |

なので携帯端末を分割購入する場合はauの「誰でも割」と契約することは必須条件ですね。
追記:2019年10月1日から「2年契約N」がスタートしました。



auスマートバリューに加入
自宅のインターネットを「auひかり」や対象固定通信サービスにすることで、au携帯電話料金が割引されるサービスです。詳しくは、auスマートバリュー
スマートバリュー月額割引額(税抜) | ~2GB | ▲500円 |
---|---|---|
2GB超~ | ▲1,000円 |
最安値プランの3,480円からスマホ応援割の1,000円を引くと2,480円になり、auスマートバリューの500円を引くと1,980円になります。
ここで注意しておきたいのは、月額最安値の1,980円とは別に端末代金が必要になる事です。
例えば「アップグレードプログラムEX」を利用してiPhone XS 64GBを購入した場合、1,980円の最安値プラン+端末代金+アップグレードプログラムEX代金390円がかかり、月額5,000円ほどの支払いになります。
あくまで最安値のデータ容量1GB以内のプランの場合です、注意点としてスマホ応援割が終わる2年目からはプラス1,000円になってしまいます。
追記:「アップグレードプログラムEX」は2019年9月30日で新規受付を終了しました。2020年2月21日から「かえトクプログラム」がスタートしました。



月額データ容量を1GB以内に抑える
月間のデータ使用量を1GB未満に抑えれば月額料金が1,980円になります。1GBは少ない気がしますが、自宅ではインターネット回線をWi-Fiで利用すれば使用するデータ容量はゼロです。
ちなみに、ワタシの2017年12月のデータ使用量は0.84GBでした。
auフラットプラン20Nとは?
auピタットプランは使用するデータ容量が少ないユーザー向けのプランですが、データ容量をたくさん使うヘビーユーザー向けの定額プランが auフラットプラン20N です。
追記:「auフラットプラン20N」は2020年6月1日で新規受付を終了しました。
月額支払イメージ
「auフラットプラン20N(スーパーカケホ)」の月額支払イメージです。
月間データ容量 | 基本料金 (2年契約N割適用時) |
auスマートバリュー | 月額料金 (翌月から) |
スマホ応援割Ⅱ 適用時 |
---|---|---|---|---|
~20GB | 6,500円 | ▲1,000円 | 5,500円 | 4,500円 |
※「2年契約N」未加入時はプラス170円。
新規契約・機種変更時に対象プランに加入または契約している場合、翌月利用分から6か月間毎月1,000円/1,200円/1,500円割り引かれるサービス。
- データMAX 5G
- データMAX 5G Netflixパック
- データMAX 5GALL STARパック
- データMAX 4G LTE
- データMAX 4G LTE Netflixパック
- auデータMAXプランPro(受付終了)
- auデータMAXプラン Netflixパック(受付終了)
- auフラットプラン25 NetflixパックN(受付終了)
- auフラットプラン20N(受付終了)
「auピタットプラン(3GB~5GB)」と「auフラットプラン20N」料金比較
auピタットプランでデータ容量を3GB~5GB使用した場合とauフラットプラン20Nの料金を比較してみました。
プラン | auピタットプラン (スーパーカケホ) (3GB~5GB) |
auフラットプラン20N (スーパーカケホ) |
---|---|---|
月額基本料金 (2年契約N適用時) |
6,480円 | 6,500円 |
auスマートバリュー | ▲1,000円 | ▲1,000円 |
月額料金 (翌月から) |
5,480円 | 5,500円 |
スマホ応援割(Ⅱ) 適用時 |
4,480円 | 4,500円 |
※「スマホ応援割」は12か月間、「スマホ応援割Ⅱ」は6か月間の割引。
この表を見ればどう見てもauフラットプラン20Nの方がお得に思えますね。極端な話auピタットプランでデータ容量をジャスト3GBを使った場合6,480円ですが、auフラットプラン20Nでデータを20GB使っても6,500円です。
たった20円の差で使えるデータ容量に17GBもの違いが出ることになります。
まとめ
結局「auピタットプラン」と「auフラットプラン20N」のどちらを選べば良いかという事になりますが、月間使用データ容量が1GB付近をウロウロしているユーザーは当然「auピタットプラン」を選択しますね。
※「auピタットプラン」は受付を終了して新しく「ピタットプラン 4G LTE」がスタートしました。
反対にYouTube動画を見たりアプリでゲームをするようなヘビーユーザーは「auフラットプラン20N」がお得になります。
※「auフラットプラン20N」は新規受付を終了して新しく「データMAX 4G LTE」がスタートしました。
一番の問題は3GBの辺りをウロウロしている場合です。
前もって翌月に利用するデータ使用量が分かっている場合、例えば来月2週間入院するとか1週間出張の予定があるといった場合に「auピタットプラン」から「auフラットプラン20N」に変更する事で、3GBを超えた場合でもお得にデータ容量を使うことが出来ます。
退院したり出張から帰ってきた場合に元の「auピタットプラン」に戻してやれば良いですね。
チャットのカスタマーサポートに教えてもらったピタッとプランの裏技です。3Gを超えてしまいそうになる前に、自分でデータチャージをするのだそうです。データチャージは、0.5Gだと550円、1Gだと1000円です。追加したデータ容量はチャージした日から62日間有効なので、例えば1000円払えば最長2か月間はもたせられる計算です。ただし、auピタットプランを契約するとデータチャージの「予約」は選べないことになっているので、自分でいつも残容量をチェックしながらデータチャージをすることになりますが。
ろしのさんコメントありがとうございました。